項 目 |
要求 |
判定 |
結果 |
判定 |
賃 金 |
月例賃金 |
賃金体系維持(ベア無)
評価:現行賃金体系維持であれば、特に要求する必要は無いと考える。
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△ |
賃金体系維持
評価:特になし。
ただし、4Qの賃金カットが終了した
事には、ほっとする向きもあり。
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△ |
一時金 |
年間4.3ヶ月
評価:外部に最終黒字をコミットしたにも関わらず、大幅な赤字になることが明白な状況のため、この要求水準はやむを得ないと考える。 |
△ |
年間4.0ヶ月
評価:電機の産別ミニマムをかろうじて保ったと言えるが、会社の業績と比較すれば、4.0ヶ月以上の回答を引き出すのは不可能に近かったと思われる。
ただし、0.48ヶ月分は支給時期が未定であり、本当に支給されるのかどうかは注視する必要あり。
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○ |
最低賃金 |
18歳の最低賃金を
15万5000円とする。
(1000円引き上げ。)
評価:取り組みとして評価する。
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△ |
15万4500円
評価:500円の改善に留まったのは、個社の状況よりも、産業界全体の圧力に跳ね返されたものと考える。全体での取り組みの強化が必要と思う。
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△ |
その他 |
再雇用制度 |
対象者の範囲基準を限定する条文を削除すること
評価:2013年問題(無年金となる年が発生する問題)への対応として必須である。
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△ |
現状どおり(改定なし)
評価:実質的な弊害が出ないかを、今後ウォッチする必要あり。 |
× |
総論 |
総合 |
2年に一度の労働協約改定の年でありながら、再雇用制度以外には特に要求項目を掲げていないのは問題と思われる。昨年末に労働条件の一元化をしたばかりとは言え、一元化は従来の制度をベースにしており、改善要求は別であると考える。
一時金については、様々な外的要因が重なって業績が上向かない中では、4.3ヶ月の要求もやむを得ないと考える。
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× |
一時金の4.0ヶ月確保は、電機の産別ミニマムとは言え、会社業績を鑑みれば、例年とは異なる評価が必要と考える。
18歳最低賃金の改定が500円に留まったのは、ルネサス個社の事情よりも業界全体の圧力によるものと考える。ナショナルセンターを中心とした全体の取り組み強化に期待したい。
再雇用制度の条項が撤廃されなかった点については、いずれにしろ来年改定されるとは言え、今年度中に弊害が出ないか注視する必要を感じる。
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△ |