ルネサス懇、一時金を語り合う。

− まとめ −

A) まず、この秋闘における一時金の妥結月数としては、2.25ヶ月+αになるのではないかと言うこと。
 ただしこのαはかなり小さく、2.25ヶ月に張り付くのではないかと言うのが予想です。
  次に責任問題については、長年事業が低迷している事について経営責任があること、それは経営者の
 説明責任であり、過去を総括する必要があるのではないかという事、それから今後どうすれば良いのか
 について、従業員一人ひとりに落とし込むことへの責任、それに働く環境を整える責任があるということで
 した。また、もし仮に一時金が2.25ヶ月を下回れば、EL労組は責任を問われること、そしてここで果たす
 べき責任も、やはり説明責任であることを確認しました。
  それから一時金そのもののあり方についても議論しました。一時金の中に生活賃金の要素が多分に含
 まれる以上、安定的に確保できることは必須ですね。だから、一時金そのものが低水準かしつつある今と
 なっては、月例賃金に含めるのが適当です。経営側は、期初や年初に経営目標を内外に対しコミットして
 しまうため、これが協力にリミットして一時金が払われないという傾向があります。これを突破するためには
 ストライキを手段として使うのが適当です。
  最後に、労働組合は、多様化している組合員の思いをどのように受け止め、どのようにまとめて高次の
 要求にしていくか、その組織のあり方について更なる発展が求められていると言えるでしょう。

  本日はお忙しいなか、お集まりいただき有難うございました。また1ヶ月後くらいにお会いするとしましょう。
 次回までには秋闘の結果も出ますし、100日プロジェクトや人的施策の情勢について、更に一歩踏み込ん
 だ情報が出てくると思われます。それらについて語り合うとしましょう。