これで良いのか?ルネサス!
アンケート集計結果

 「これで良いのか?ルネサス!」アンケートには、計43件の回答がありました。
集計結果を以下に報告いたします。


 1.回答者のプロフィール

 @会社名

    


 A年齢

    



 2.質問事項 


 【問1】(経営) 最近のルネサスの経営施策をどう思われますか。

    

 「すばらしい」「良いと思う」はともに0%でした。
 「まあまあだ」も2%であり、圧倒的多数が否定的に捉えています。



 【問2】(経営) IDT買収をどう思われますか。

    

   「良い判断」とする回答はありませんでした。



 【問3】(経営) ルネサスはこれからどうなる可能性が高いと思われますか。

    

 「成長する」と言う回答はゼロ、「現状維持」がかろうじて2%でした。
 圧倒的多数が、ルネサスの将来を悲観的に見ています。



 【問4】(経営) 会社のどこにリスクがあると思いますか。

    

「不適切な経営判断」「経営者の資質」と言った、経営に直接関わる項目が高いのが特徴です。
IDT買収などによる「莫大な借金」も44%と高率でした。
一方、自然災害などの「外的要因」は0%でした。ルネサスは過去に震災で大きなダメージを受けているものの、きちんと復興した実績があるからかも知れません。

会社のリスクに対するコメントとして、
 「社員を大切にしない会社側の態度。」
 「問4はすべて顕在しているリスクでありもはや手遅れの感がある」
という記述がありました。



 【問5】 (職場) 過去5年で職場(部)の人員構成に変化はありましたか。

 (1)人員の数

    


 (2)熟練度

    


 (3)平均年齢

    


 (4)雇用形態

    


 (5)性別構成

    



 【問6】(職場) 仕事の負荷に変化はありましたか。

    



 【問7】(職場) 職場の人間関係はうまく行っていますか。

    

職場の人間関係が「上手く行っている」という回答は7%に留まり、
全体として上手く行っていない様子が伝わってきます。

    

  年齢別で見ると、50代以上が特に上手く行っていないと感じています。



 【問8】(職場) ハラスメントはありますか。

    

   ハラスメントが「ない」とする回答は23%にとどまりました。
   「パワハラ」が30%と効率なのに対し、「セクハラ」はありませんでした。

    



 【問9】 (労働時間) あなたの残業時間は、平均して月何時間でしょうか

    

   春闘アンケートとの比較になりますが、近年残業時間は減少傾向にあるようです。



 【問10】(労働時間) あなたの現在の労働時間をどう実感していますか。

    

   残業時間の減少傾向はあるものの、「長すぎる」「やや長い」が過半数となっています。

   なお、【問9】残業時間と【問10】労働時間の実感との関係は、以下のようになりました。

    

   1ヶ月の残業時間が40時間を超えると、労働時間が長いと感じられるようです。
   また、残業時間が比較的短くても、長いという回答があり、
   ライフスタイルなどとの関係で実感が変わるものと考えられます。



 【問11】(労働時間) 労働時間の管理は適正にされていますか。

    

   昨年6月に各事業所にカードリーダーを設置して、出退勤時間の管理ができるようにした
   ルネサスですが、時間管理が「適正である」という回答が28%に留まりました。
   理由としては、カードリーダーで読み込んだ時間を、後でパソコンで操作できるなどから、
   不正または不適切な管理となっていることが想像されます。
   それ以外にも、休憩時間帯の会議設定や、
   パソコンやスマホによる社外での勤務時間の未把握なども考えられます。



 【問12】(賃金・処遇) 現在の処遇制度に満足ですか。

    

   86%もの人が「不満」なのに対し、「満足」は0%でした。



 【問13】(賃金・処遇) 「一時金」の大幅な格差をどう思われますか。

    

   「縮小すべき」が2/3を占めました。



 【問14】(賃金・処遇) 基本給が7.5%減額されたままですがどうですか。

    

   「元にもどすべき」が実に93%を占めました。



 【問15】(賃金・処遇) 家族手当が廃止されましたがどうですか。

    

   「家族手当を復活する」という回答が3/4となりました。
   基本給減額を元にもどすべきという回答に比べると低率なのは、
   家族手当の支給対象にならない方もいるからと考えられ、
   「廃止のままで良い」という回答は、すべて40代以上の方からのものでした。
   一方で、30代では「復活する」が100%でした。
   子育て世代は、家族手当を重視している様子が伺えます。



 【問16】(賃金・処遇) SIP(セールス・インセンティブ・プラン)をどう思いますか。

    



 【問17】(KPI) KPIで改善すべき点はありますか。

    

   「KPI至上主義」が51%と最も高率でした。
   次いで、「数値合わせをしている」が47%、「指標が不適切」が44%となっています。
   つまり、不適切な指標を達成することが至上命題になっていて、
   数値合わせを余儀なくされている様子が浮かび上がります。

   KPIの改善すべき点として、以下のコメントがありました。
    



 【問18】(雇用) あなたが仕事を続けていく上でのリスクは何でしょうか。 (3つまで選択可)

    

   「心身の健康」が56%と最も高い結果となりました。
   「意欲の喪失」も28%あり、自分自身に関わるものが高率となっています。
   それから、「降給」37%、「降格」35%、「退職勧奨」33%もそれぞれ高く、
   会社が自分をどう扱うかをリスクととらえる向きも顕著です。
   一方で、「倒産」は12%に留まりました。

   以上から、会社の全体的な動向よりも、
   自身がどうなるかをリスクと捉えているのが分かります。

   その他について、以下のコメントがありました。
    



 3.自由意見

    




   以上、ご協力ありがとうございました。