ルネサス 賃金改定結果アンケート
回答集計結果

 ルネサスでは2026年4月に人事制度の改定があり、基本給の引き上げと一時金の縮小をセットにした新賃金への移行が実行されました。制度改定前から、「目的がわからない」、「計算が複雑すぎて自分の賃金がどう変わるのか分からない」などの疑問の声が寄せられていました。特に懸念されていたのは、一部の社員が数十万円から100万円を超えるような大幅な年収減になるのではないかということでした。実際はどうだったのかを確認するため本アンケートを実施したところ、25名の方から回答がありましたので、その集計結果を報告いたします。


 T.回答者プロフィール

   


   


   


   



 U.質問事項回答


 【質問1】 基本給の改定率(Base Salary Change)は何%でしたか。

  



 【質問2】 年収の変化率(Target Cash Comp Change)は何%でしたか。

  



【質問3】 計算上の年収の変化(残業代、裁量勤務手当は含まない)はいくらでしたか。
  ±を付けて10万円単位の概算値で回答願います。 (= 今年のTarget Cash Comp ー 昨年のTarget Cash Comp)

【質問4】 計算上の年収の変化(残業代、裁量勤務手当を含む)はいくらでしたか。
  ±を付けて10万円単位の概算値で回答願います。
  (裁量勤務手当はBase Salary×0.24、裁量勤務以外の残業代は Base Salary ×0.008 ×残業時間で簡易計算)

  

  (※1)回答は「1000000」でしたが、百万円と解釈しています。
  (※2)単位間違いかも知れませんが、回答のままとしています。
  (※3)回答はそれぞれ「0.48」、「2.1」でしたが、×10万円と解釈しました。



 【質問5】 昨年までの実績を踏まえた実年収の変化は、いくらくらいになりそうですか。

  



 【質問6】 あなたは賃金改定の結果に満足していますか。

  



 【質問7】 あなたは賃金改定に関するMBO面談での説明に納得していますか。

  



 【質問8】自由意見

  



●まとめと感想


 今回のアンケートの特徴は、回答者の年齢構成が若いことです。ルネサス懇が過去に実施したアンケートでは、40代から50代の回答者が多数派というのが通例で、今回のように20代から30代で全体の7割を占めるのは初めてのことです。この賃金制度の改定が、いかに若い社員の関心を引いているかが表れています。勤続年数では10年未満の方が3/4でした。

 質問1の基本給の改定率では、5%未満から35%以上まで、満遍なくかなりばらついている様子が見て取れました。

 質問2の年収の変化率は、残業代を含まない計算になっているため、減額となった人の割合の方が高くなっています。一時金も標準の成績の場合の金額ですので、今年以降の実際の年収がどうなるかは、成績や残業時間によって変わってきます。

 質問3は、質問2と同じ計算上による年収の金額の変化です。質問4では、これに残業代または裁量勤務手当を含めるとどうなるかを概算で出していただきました。残業代を含めると、年収の平均はほぼ変わってないように見えます。

 以上は、昨年の実際の年収や評価を反映したものではありませんので、質問5では実年収がどうなりそうかを聞きました。結果として、年収が20万円以上増える見込みの方が1/3だった一方で、約4割の方は20万円以上の減収になる見込みでした。とりわけ全体の1/6の方は50万円から100万円以上の減収と回答されました。やはり当初の予想通り、大幅減収になる社員が少なからずいるものと推測できます。違法さえ疑われる大変深刻な問題だと言えます。

 質問6と質問7では、賃金改定の満足度と、MBOの説明の納得度を聞きました。満足、納得されている方は、年収増の方の割合と比較しても、かなり少数であることが分かります。増えたからと言って直ちに納得できるわけではないということかと思います。その理由は、自由意見の中に垣間見えています。

 以上、回答にご協力いただきまして、大変ありがとうございました。