2014年の春闘アンケートは、全国11拠点から64名分の回答をいただきました。ご回答をお寄せいただいた方々に感謝申し上げます。
集計結果を報告いたします。
1.回答者のプロフィール
@年齢

30代の回答者の割合が、2012年は43%、2013年は34%、2014年は27%と、減少傾向にあるのが気になります。
A雇用形態

B性別

今年は例年よりも女性の回答者割合が高いのが特徴です。6000名もの大転勤計画など、特に女性に厳しい施策を会社が展開していることが原因と考えられます。
2.生活実感 − あなたの生活実感はどうですか −
@全体

生活実感は、「かなり苦しい」と「やや苦しい」が合わせて78%を占めています。一方で、「ややゆとりがある」「かなりゆとりがある」の合計は、わずか2%に留まりました。
これは昨年とほぼ同じであり、2013年を境に生活実感が大幅に悪化したことを伺わせます。
A年齢別比較

年齢が上がるほど、生活実感が苦しくなっている現状が見えています。
3.必要額 − あなたの生活には月額であといくら必要ですか −
@全体

「5万円以上」とする回答が非常に多いのが特徴です。
A年齢別比較

40代の必要額が大きくなっているのが今年の特徴です。
4.残業時間 − 月の平均残業時間は何時間ですか −
@残業の有無

A残業時間

80時間超が13%と、昨年の4%、一昨年の3%に比べて格段に増えています。早期退職による人員の減少で、超長時間残業が増えてきているものと考えられます。
また、30時間超の割合も過半数を超えました。全体的に長時間残業傾向になっている様子が見て取れます。
B年齢別比較

30代の負荷が高いのは例年の傾向です。
5.心身の健康
@全体

「心の病で通院・治療中」が2%に減少しました(昨年は4%、一昨年は5%)。治療したためと言うよりは、むしろ該当する方が退職に追い込まれたためではないかと疑います。
A年齢別比較

年齢との相関が明らかです。
6.困っていること、不安なこと
@全体

「人員削減」に対する不安が52%と、昨年に引き続き高め傾向にあります。
7.自由意見

以上、ご協力ありがとうございました。
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